「さんか塾」2000年の記録
2000年4月21日(金)に開塾
吉祥寺村立雑学大学姉妹校
第1&第3金曜日(祝日は休み)10:00〜15:00
会 場 吉祥寺情報センター(tel.0422-48-7741)
どなたでも参加できます

tokyo-net   週刊きちじょうじ   吉祥寺村立雑学大学   今年のさんか塾
12月1日&15日「さんか塾の運営方法」
11月24日は「子どもの個性を考える」-報告書作成中-

11月10日報告

今回は急ではありますが、
「いじめについて」考えてみました。
プライバシー保護のため具体的なケースについてはここでは伏せてお話を報告させていただきますことをご了承いただきます。


「小学生でのいじめも深刻ですが、中学生や高校生でのいじめは親がダイレクトに関与できないことや親同士の連携もない状況なので当事者を救うことが難しい。
とんでもなく深刻な状況になってもなお周囲からは見過ごされどう救いの手をさしのべたらよいのかがわからない。」というお話を受けてはじまりました。

日本の教育問題で「いじめは促成栽培型の教育のあだ花」と言われている。
グループに属していないと安心できない。グループに属していても心を許していないという現状がある。

参考資料−「遅咲きのすすめ」サイエンス・ライター吉成真由美氏によるコラム
「花にはタカクリのようなひっそりとしたものから、洋ランのようにあでやかなものまで、何百万という種類があり、多種多様であるからこそ、それぞれに美しい。今の日本の教育は一億総洋ラン作りに精を出すという愚を犯している。家に帰ってまで親が洋ランの鋳型に押し込もうとするから息もつけない。促成栽培型の教育から脱し、もっと多様性を認めるたくましい社会を作るために、遅咲きの人間を育てよう。」

−実際に「いじめ」で困ったことはありますか。

教師をしていたときに、こんなケースがありました。兄が不良で、いじめた下級生がその弟の同級生であったため、その弟が逆にいじめられた。皆で話し合ってその弟をかばっていた。その陰に先生のバックアップがあった。

6年生の時にいじめがあった。5年のときは先生がよくみてくれていた。息子は女の子にいじめらていた。手下を使って。
クラスのメンバーが同じなのに先生が変わっただけでいじめが発生した。先生のクラスの雰囲気作りによる変化がある。
息子は文集に全部書いてやるといった。先生からは書くなといわれた。

教育現場の崩壊を感じる。
子どもたちで解決させることをしない。自分は悪くない。子どもや家庭が悪いという乱暴な先生もいた。
学校とは勉強と人間関係を学ぶ場である。よろしくお願いしますという親がよくいるがとても勘違いしていると感じる。

昔は生活が忙しくて子どもは学校へおまかせということが多かったが、今は親が自分の子どもであるという自覚が薄いように感じられる。

−実際いじめで苦しんでいる家庭にとっての打開策はどうだろうか。

学校が誠意をもって取り組んでくれない場合は教育委員会に申し出るという方法もある。
騒ぎを拡大する可能性があり、弱気な親の場合にはつらいものがあるだろう。
親が戦うことでこどもが癒される場合もある。

−こんなに社会問題になっているのに後をたたないというのは・・・

先生も一緒になってやってしまっていることもある。先生のモラルの低下がある。
実際先生ももう少し子どもを見てほしいと思う。
休み時間など少しでも遊べばずるい子ややさしい子のちょっとした素顔が見れてわかる。

−先生はそんなに忙しいのか・・・

行事や学級新聞や進路指導・生活指導や苦情で忙しそうだ。

いや、従来と違って既成のプリントや業者の教材でかなり手をぬくことができるはずだ。

連絡帳に言いたいだけ書く親がいて先生も閉口してしまった。
親の情報はほしいがこなせないほどでは困るかもしれない。学年主任がアドバイザーとしてはいることがあるが。
先生自身にゆとりがないかもしれない。

−若い先生の育て方について・・・

高等教育の在り方も問題であるが、社会経験の学習はやはり必要かもしれない。
でもしか先生は受け入れる方も困る。
先生ということに甘んじてしまう現状がある。

−立ち返って「いじめ」にたちむかう勇気が周囲を変えられるだろうか・・・

親が立ち向かわずに弱音ばかり吐いていてはなにもかわらない。まず自分が周囲に働きかけない限り事態は変わらないと思うが。

正論だがそうすると、たぶん苦労と悩みは倍化するであろう。
まずは先生の資質を確かめ見極めることは大切だし、その結果望みがうすい場合は転校することも負けではない。
大切なのはいじめを受けた子どもの心の傷をこれからどう癒していくことかにかかっている。

以上
報告:深田貴美子
「いじめ」に関しては2時間程度では語り尽くせない深さがあることを今もって痛感しました。
現状を嘆き原因を追求するだけでなく、決してあってはならないことを周囲が認知し日々の生活や教育の現場においての意識付けの取り組みや大人自身の毅然とした態度や考え方がのぞまれます。
その糸口として「個性」や「個」をどう考えるかという次回のテーマもこの「いじめ」の問題につながることと感じました。

10月27日(金)午前10時から12時
山崎康平先生をおまねきして「社会教育の大切さ」-報告書作成中-

10月20日「自分の中の親(おや)密度−子育てだけで終わりたくない・・私ってわがまま?」
-報告書-

男女共同参画時代のなか育児休業制度も定着した感があり出産は働く女性にとってさほど越えるに高くないハードルとなりました。
しかしながら、有職者であっても子どもの母であることは専業で母をしている女性と思いは同じと思います。
子どもをどう預けていくか、少ない子どもとの時間や家事の分担など、女性として仕事を持ちつづけることとはというテーマで考えてみました。

3歳のお子さんをお持ちのお母様
「11年勤めた。育児休暇をとられる女性もいたが、3歳までは子どもは手元で育てたかったので未練なくやめました。。10年で自分のしたいことはしたので十分育児に専念できています。最近になって社会から学びたいということが多くなってきている自分に気がついている。」

ベテランのお母様
「仕事につくチャンスはきたのに主人の理解が得られないということがあったと思います。家事は大変だけれど、外にでる喜びがありました。実際経験してみて是非女性は社会にでてほしいという実感があります。」

−その時期お子さんはどうされたのでしょうか。ご主人の理解がえられない状況で家庭との両立はどのようにされたのでしょう。

「下の子が幼稚園に入って少し手がはなれたころでした。あいた時間を利用して家の近くで働いた。夫からもらったお金は自分のものにできないという抵抗感があるので自分のお金という感覚が大切だった。」

−社会とかかわってみてどういう部分が大事と感じられましたか。

「自分で稼いだお金で楽しむことはできたと思える。」
「経済的バックが自立につながったと感じました。しかし、子どもとのかかわりは最優先に考えてほしい。職場でルーズに働いている女性もいたようです。」

−働く女性のさきがけ的存在の山下先生はどうされていたのでしょうか。
「一中の先生が教師の数が少ないということで声がかかりました。長男が中学3年で次男も末もボーイスカウトで自分のことはできる状況ではあった。夫の理解は得られた。自分が働かなければならない状況ではなかった。
ただ、家に残っている人が困ってはいけないと思った。実の母に子どもは任せたが、預けっぱなしはいやだった。
男の子を育てたことがない母が男の子にびっくりしていることは多かった。子どもに目がいきすぎることもあったようだが、預かるほうとしては怪我をさせてはいけないということがとてもあるようでした。」 

−先生のように実のお母様が同居されているのは働く女性としては恵まれた環境といえると思えます。
一般に保育園を利用されている方のお話を。
「3歳と1歳のお子さんを自宅近くの保育園に預けて、自分の職場の武蔵野市の保育園で仕事をつづけられているお母様がいました。
朝は5時半に起きて家事をしつつ出勤・登園です。武蔵野市の保育時間が少し長いのでお迎えは夫がしてくれるようです。大抵は夕飯は夫がつくってくれているそうで、掃除もしてくれていることがあるそうです。夫が仕事で早く帰れないときはダブル保育で民間に依頼するしかないそうです。」

-男性のかかわり方が女性の働き方に影響するようですが。
・以前に比べれば男性は大変かかわっている。
・今の男性は共働きが多いから、家事における男性のかかわりはこれからも大きくなっていくはず。
 
−男性としてはそこはどう考えていらっしゃるのでしょうか。
「そうかまえなくっても生活なのだから、生活そのものが男を鍛えるはずです。なんでもないこと生命を維持していくことなのだから。」

−気持ちはあっても実際はどうなのでしょう。
「主人は私が仕事をもつことには理解を示すでしょうが、主人が仕事で帰宅が遅いので物理的に無理でしょう。共働きは双方の企業が恵まれている。夫と同じ職場であったため退職しなければならない経験があった。おまけに海外転勤まであった。帰国し、出産までしたらすでに復帰はむずかしい状態になっていた。日本では復職する道をはばむものがたくさんある。企業の受け入れ体制が必要。アメリカは女性の能力を認める社会だが日本はむずかしいようだ。夫が主夫ということもあるが日本では世間の目が冷たい。」

−子どもはどうでしょう。 
「企業は仕事第1主義だから。小学生くらいは母の手が必要なのではないでしょうか。目がいきとどきすぎるきらいもありますが、母に自由になるお金があると子どもにお金が渡る傾向もあるように感じます。」 
「逆にお金が介在するから仕事をいいかげんにできないという意識も母親には育つ部分もあります。子どもはないものねだりをするのでどうしても欲求不満にはなるでしょう。せめて子どもに接するときはゆったりと育ててほしい。」

−社会とつながっていたいという思い、自分が積み重ねてきた実績を大切にしてきた女性の努力を感じますが。

「今の人は自由に見えてとても狭い世界にうつうつとしている。子どものつながりでいつも○○ちゃんのおかあさんであって自分ではない。
生活の中でしか自分がいない。たまたま自分だけの世界が自分は持てたので苦しくなかった。」
 
「また、どんな境遇においても喜びを感じる努力はあってほしい。些細なことに喜びは生きがいを見出してほしい。」
「人生には選択する余地はないということ。自分を見つめる努力。」

−最後に
「元来の女性の強さや歴史(女性史)を考えれば今の女性のエンパワーメントは当然のこと。しかしながら、社会で働くメリットはなにか、新しい思想言ってみればブランド嗜好があるのではないかとも思うが。例えば、勤めをして総務にはいれば広報にいきたいというような、与えられたもの以上への思いがあるようにも感じられます。」

「各ご家庭によって様々だから、人の話しを聞いて自分に合うように考えていくことが大切です。」

以上
文責:深田貴美子

次回11月10日(金)午前10時より「子どもの個性について考える」です。
お気軽にご参会ください。

尚、10月27日(金)におこなわれた山崎康平先生をお招きしての「社会教育の大切さ」については後日山下由喜子さんよりレポートがありますのでご期待ください。

10月6日の報告

今回のテーマは「子供につい手をあげてしまうのは・・・」という視点で私達親が考えていかなければいけないことを話してみました。

8歳の男の子のお母様
「親の都合で手をあげてしまうこともある。反省している。子供も同じことをしてもおこられる時とおこられない時があることを指摘してくることがある。最近では誉めて育てることがブームになっているようだ。自分の子供時代はしかられることはあっても、ほめられることは少なかった。おこっている自分が自分の親に似ているなと感じる。」

19歳のお嬢様と中学2年の男の子をお持ちで幼児教室をなさっているお母様
「しかるということは子供の目線と同じ高さでしからなければならない。たたくのであるならば、後ろから前へ押し出すようにおしりをたたきなさいと父親に言われた。なぜしかられているのかをきちんと子供にしめしていく。上の子には人に迷惑をかけるようなときにはぶつこともありました。下の子は性格もおとなしいからか、ぶつような状況にならなかった。それが上の子には不満で納得させるのが難しかった。
自分は誉めてくれることがなかったので子供のよいところを見るようにしたい。実際小学生くらいまでなら誉めれば勉強もすれけれど、中高生になると誉めが通じない。どうしたら素直にいうことをきいてくれるのか。
また、男の子の場合は大器晩成でやる気になったときが伸び時。たたいて言うことをきかせるのは難しい。」

男の子2人を育て上げたべテランのお母様
「上の子をしかりすぎると下の子はいい子になってしまう。自分は勉強勉強といわなかった。
自分たちで進路も決めていた。本人たちももしうるさく言われたら絶対やらなかったと言っている。」

年齢や性差やその子の属性(長子なのか末子なのか)によって親の対応は様々。
親もその子にあったしかり方を考えなければならないようだ。
また、0から3歳の乳幼児の親が突き当たる壁と児童期の親が突き当たる壁さらにより大きい子の親が突き当たる壁もことなり、しからなければならない観点やしかり方も異なってくるはずでしょう。小さいお子さんをお持ちのお母様としてはどうでしょう。

3歳のお子さんをお持ちのお母様
「3歳なのでおこられているのか理由も本人はわかっていないのでは。でも、人に迷惑をかけないようにとは親として気をつけている。周りはぶたない親が多く、しかる親も少ない。子供は誉めましょうというのが主流です。自分はしかるとき体をさわってしかる。おしりもたたく。周りはビクビクしてみている。でも、けじめはつけないといけないと思っている。自分でもおしりをたたかれたときは印象にのこっている。子供はビクビクしている子供なので怒り方もこれでいいのか疑問をもっている。最近でははずかしいという思いもあるようだ。周りの子はおこられている子をみて泣いてしまうこともある。先日は女の子にお部屋に入れないように仲間はずれにしていたのでしかった。自分だけがみている場合はしばらく成り行きを静観することもできるが・・・」

皆さんのご意見をうかがいました。

・どういう場面でしかる必要があったのか、その状況にいたる経緯はどうであったのかをよく見たほうがよいかもしれない。なぜなら、こどもにとっては遊びの延長ぐらいのものだったかもしれない。3歳くらいでは底意地の悪さはない。自分の経験では我が子1歳くらいのこと人をかむことがあって、いけないということを教えるのに子供の腕をかんでその痛みをわからせたことがあった。お部屋に入れてもらえないと悲しいでしょうということを同じように体験させて教えることも大切だ。

・複数の親子で遊んでいるときは親の目もある。子供のこととはいえ、されている方の親は相手の親の一言を期待している。親としてはここで一発子供に言わなければという状況も生じてくる。親としての体裁もあるだろう。子供の遊びのつながりを見ていないと、今の状況が気がつけない。親同士の共通の理解や考え方がないと苦しい。

・心おきなくトラブれることは小さい時だけだ。
「親がですぎて目がいきとどきすぎる。子供に任せているほうがわかっていくこともあります。」ベテランのお母様

・音羽の事件のように親同士の派閥争いによるけんかにもあるように、心からしからず子供をかこう親が多い。子供はけんかもしらなければ、痛みもわからない。

ベテランのお母様
「親にたたかれたことがないので子供をたたくことに大変抵抗がありました。自分はお仕置きは土蔵にいれられたり締め出された。人の前でたたくことは本人のプライドを考えて。」

・押し入れにいれられたし、農家なのでよく柱にくくりつけられた。そんなしかられかたをしても本人は憶えていない。要はトラウマの残らないしかり方があるはず。また、こうした話しを聞いて自分の考え方に照らしていく子育てができればいい。
・しかることは大切。しかってからフォローすること。スキンシップをセットで感情で怒っているのではないことを示したほうがいい。
・行動してから考えるというのはいかがなものだろうか。うけた方はすでに心に残ってしまっているからフォローをしても遅いのでは。

では、親以外の大人にしかられるということについてはどうでしょうか。

・以前は大家族でしかってくれる大人が家族にいっぱいいた。
・となりの子供の親もしかってくれた。今はよその子に注意しても感謝されない。
・先日もスイミングで子供たち(小学校3〜4年生)があまりに傍若無人なので不愉快で注意をしたら子供達に「こえー」といわれた。
・「うるせー」といわれることもある。

最後に山下先生に伺いました。
「子供に手をあげてしまうということをいけないこととはわかっているのに、なぜたたいてしまうのか。そこを大人は考えていかなければならないのではないでしょうか。いつも言っているのに子供はやってしまう、そこに大人は腹が立っているのではないか。人に迷惑をかけることだけは許さないが、あまりやかましく言うとだんだんと素直になってこなくなる。そのときの状況によっては子供がねじれてしまうこともある。親がカッとなってしかったことは子供に伝わっていることは少ない。おしりをたたくことはさほど発達には影響はない。たたき方が問題。親がどれだけ我慢をするか。そしていつも同じようにしかっているかを考えてほしい。」

日頃いらいらしている自分に気づくことさえなく生活していることがあることに思い当たります。特に、振り返ると乳児のころ母乳の出が悪いのはなぜだろうとか、よその子はころりと眠ってしまうのにどうしてうちはだっこしないと眠らないのだろうとか、離乳食も手をかけて作ると食べてくれないのはどうしてとか、なんであたしはこんなに大変なのに夫はテレビを見ているのだろうとかありとあらゆることにいらいらしていたように思います。大きくなってからもこちらにゆとりがあったり心配がなかったりすると言い方にもずいぶんと違いがあることに自分で気がつきます。ご自身がたたかれて育った経験を持っている場合は少々異なりますが、大抵はつい子供に手をあげてしまう背景に親の心理状態があるようです。

以上

文責:深田貴美子

9月22日(金)の報告書
9月22日「自分の中の親(おや)密度」

子供を育てる過程では様々な葛藤や迷いがあるのではないでしょうか。
自分の人生の選択で子供を産んだにもかかわらず、日々の生活の大変さや思うように子育てがいかなかった時「こんなはずではなかった」とか「どうして自分ばかりこんなにつらいんだろう」と思わなかった人は少ないと思います。

「長い夏休みが終わってやれやれというところではないでしょうか」という山下先生のお言葉からはじまりました。

中学3年生の男の子と小学校3年生の女の子のお母様
「上の子は大きいのでご飯をつくって与えておけばよかったけれど、下の子は1日中大丈夫だろうかと心配をしている自分があった。
学校に預けている間はそれだけで安心なんだということが余計に感じられた。親自身を考えれば時間の制限はあるものの学校がある間は自分の時間を確保できていることもわかった。学校がはじまって子供が友達といる姿を見るだけでとても安心。学校があると日々の生活も忙しく子供とゆっくり話す時間はあまりないようだが、夏休みにゆっくり話しもすることができた。休みの過ごし方において子供が目の届くところにいない心配がとても自分としては疲れた。集合住宅のときは安心して子供を敷地内ということで家からだせたが・・・。探検など親のちょっとした勇気が疲れるが子供の芽を摘みたくないので(親は我慢して)子供に冒険させていた。」

探検している子供の輝くような笑顔を思うと親として我慢そして子供を信じる思いを強くお持ちのお母様のお話でした。
こうしたことが子供にとってとても大切なことだとわかっていても、勇気を持てない親(私も含めて)が多い昨今です。

・昔は子供が誘拐されることなど少ない時代の子育てだった。生まれて育った地域に心配がなかった。
・子供を離れてみる親の我慢が必要。
・女の子は同性としてわかるが男の子はわからない不安があった。
・親が指図しすぎるのではないだろうか。

吉祥寺に長くお住まいで地域の子供をたくさんご指導いただき、見守ってくださるこのさんか塾で唯一の男性のご発言。

「男からみると女の子がわからない。男親は我慢という感覚はない。なるようにしかならないと思っている。マニュアルのようにならないと困るというのが昨今の子育てのいけないところではないか。子供というのはほっておいても本人は考えているものだから、子供を信じろというところだろうか。(自分自身としては)親から教えられたことはない。仲間から教えられたことが多い。ほったらかされた子供は必ず考えている。」

小学校2年生の男の子と年長の男の子をお持ちのお母様。

「マニュアルとおりになってほしいとは思っていないけれど、人間として基本は教えておきたい。自分が育った環境とあまりに現代が違いすぎているのが怖い。どんな子供でも事件にまきこまれる可能性があるのがとても心配。それが子供への指示になってしまう。」

なるようにしかならないのなら、せめて最悪のことにはならないようにと日頃口やかましく言ってしまうのが母親なのでしょうか。どうにかなってしまった時に「ああ、あの時一言私が言っておけたなら」と口惜しい思いをしたくないと思ってしまうのは私だけ?「でも、子供はやぶから棒に遠くへ行かない。前段に身近なところへの冒険があるものです。子供自身も不安なのだから少しづつクリアしながらステップを越えていくもの。まあ、10円と電話番号は与えて親の安心料という方策をとるのもいいかもしれない。」

ベテランのお母様からのアドバイス。

自分の家庭の方針を「子供の自立」という方向にすえて自由に冒険をさせていると、よそ様とのかねあいがむずかしく苦情を申し入れられることもある、さらに、子供の「なぜ」が待てない先生や親が多いというお話もありました。

・ガミガミいう親はガミガミ言え。黙っている人は黙っていろ。自分のしたいようにしなさい。親が子供に伝えられることは五感を働かせて生きろということだけ。

では、不安になったり、悩んだりしたときどう解決していくことが大切なのでしょうか。
とくに、お話がままならない乳児や筋道とおしてお話がとおらない幼児との関係においては母親は閉塞感を持ちやすいとおもいますが。

・人に話すことはとても解消できる。
・同じ子育ての環境にある人間同士よりもすでに過ぎてしまっている人との会話にホットする。
・不安を一本じっと考えているからなおさら不安になる。いろいろな人となるべく付き合いを多くすることも大切。
・自分の親とは以外と話しをしていない。親も自分の時代の子育てとはあまりに違っているので遠慮があるのか。
・夫は話しを聞いてはくれるが、じゃあどうするのという感じ。
・夫が子供と同じに手がかかる状態。

最後に山下タミ先生からお話をうかがいました。

「人間は欲張りです。自分の子供に見極めがつかないものです。子供にいろいろ言いすぎるからケンカになったりする。言いすぎるから飛び降りたりする。以前家庭もしっかりしたお家の男の子が高校へ行かないと言い出した。お昼もたべないと言い出した。子供には悪いところは全くない。よくよく聞いてみるとお母さんが「お父さんは立派だ」と言い過ぎたということがありました。家庭の在り方、夫婦の在り方から考えなければならない。子供の問題は大抵親にあるのではないか。

子供がいつ・どこで・どうなるのかを見ているのはとてもむずかしいと思います。だから、大人が勉強することが大切で、良いことを良いとわからせることと、悪いことを悪いと自然にわからせることがむずかしい。子供は考えています。

子供も人も出会いは縁です。自分のお腹を痛めた子には他人ではない愛着があるのではないでしょうか。親として他人のせいにせず、常に自分を昇華し、子供と自分をみる目をしっかり持つことが大切です。100%うまくいくことはないけれど、どうしたらうまくやれるかを考えていく。夫婦はいがみ合ってはいけないし、そういう姿を子供にみせるのもよろしくない。お互いいいところをみて育て合うこと。
PTAとかでも悪口が多いですね。自分のしていることが一番よくみえてしまうものです。

母親らしくふるまわず、自然な姿をみせていくことも大切です。隠さずに何があったかを示していくことも必要です。もっと「ゆるみ」を子育てに入れたらよろしいのではないでしょうか。ケンカもうまくつかうこと。子供は母親には乱暴に言える気安さがあるのですから。」

以上

文責:深田貴美子

9月22日(金)の報告書作成中
自分の中の親(おや)密度−あなたは何パーセント?」

子供を産むと突然その瞬間から親になるわけですが、子供を持つと夫婦がどうかわっていくのか、子供を産み育てるということはどういうことなのか。
しばらくは生命を維持するために母子の濃い関係が必要になっていくわけですが、母性とはなんなのか。
子育てがつらいという声がよく聞かれる中で何がつらくしているのか、そもそも昔は楽だったのか、なぜ虐待が増えてきているのか。
実際子育てが心底楽しくてしょうがないやという方ばかりではありません。人をそだてているのですからいろいろあって当然です。
そんな自分の気持ちを正直に話して皆さんで共感して共有できたらと思います。

9月8日(金)の報告

今回は「我が家の夏休み」というテーマで長くて短い夏休みのエピソードを語っていただきました。

小学校2年生の女の子と年長の女の子のお母様

「終わってみるとやっぱり短かった。幼稚園の先生からイベントだらけの夏休みにしないようにというご指導があったので日常生活のリズムをくずさないようにした。上の子(小2)は子供同士で約束をつけてくるが、下の子(年長)は親がかりになる。今振り返ると夏休みの半分はどこかへつれていってしまった。
毎年友人の山小屋(地上800メートルくらい)に遊びに行く。ここで自然体験ができる。都会のような人的被害(誘拐やいたずら)はないが、自然の怖さはある。なにはしていけないか、どうすればいいかは(子供に)よく話してあるのでほぼほったらかしにしてすごした。ゆくゆくは(客としてではなく)山小屋の仕事を手伝えるようになったらよい経験になると思っている。
日常の生活においては、日々の雑事におわれて例えば子供の興味(手芸)にとことんつきあえるようなゆったりとした時間がもてなかったのが残念であった。」

というお話では「子供にとことんつきあえない」という点について共感される方が多かったようです。
母親が忙しいからだろうか? では、なににせかされているのだろうか。生活の中で時間が分断されているのだろうか。
いろいろなことが同時進行しているのも事実。
こんなことはきっとだれもが感じたり経験があることでしょうが、たとえば、洗濯をして、食器をかたづけて、天気がいいから布団を干して、あ、今日はリサイクルのごみの日だった、掃除機をかけて、やだ、今日生協の日なのに申込書に記入してない。電話だ。「奥様ですか、今回おすすめするのは布団のダニやぬいぐるみをきれいにする掃除機で、いまなら千円でおためしいただけます。」とか。

または、昔のように今の女性は「母」や「妻」だけの役割ではないからでしょうか。
たとえば、仕事やパートだったり、趣味の教室通い、地域活動、ボランテイア活動、PTA活動。いずれにしても、子供が家族の一員として生活にとりこまれていない印象があるようです。。昔のようにお夕飯時にインゲンや絹さやの筋を子供がとるような自然な流れがみあたらないのはどうしてでしょうか。

小学校2年生の男の子一人っ子のお母様

「一人っ子なので早く自立させたい思いが親にあった。お泊まりができたり、お留守番ができたり。今年はサッカーの合宿があったお泊まりがあるのに自分で参加したいと言い出した。親のほうが不安だったが、ぐちゃぐちゃだけれど自分の身の回りのことをちゃんとしたし、友人がいることで安心もあっただろうが、恥ずかしいというプライドもあって夜も泣かなかったようだ。シャンプーも嫌いな子だったのに自分でするようになった。昨年同様アメリカンスクールへもいった。いろいろな経験が自信につなbニも必要です。もっと「ゆるみ」をアちらも小学校2年生の男の子一人っ子のお母様

「イベントをつくったわけではないが、忙しくてほとんど家でゆっくりすることはなかった。始めた剣道の稽古があった。双方の実家へもいった。ゆったりした時間は少なかったが学校の課題のお手伝いは子供なりに料理をつくったりがんばっていた。小さな事でも自分ひとりでしてみることが自信につながったようだ。
一人っ子なので留守番はできないし、母親なしでお泊まりもできなかったが、今年初めて祖母のところで泊まるという経験をした。泣いて泣いて花火が見えないほど泣いたようだが、泣いてもしょうがないことを本人が悟ったようだ。離れてみてよかった。 今までは親のほうが早く離そうとしていたが、本人が納得しての自立につながった。待ってよかった。親もその辺の兼ね合いを知る機会で成長させてもらったなあと思った。」
親が子供の成長をとおして成長させてもらったという感想に拍手がありました。なかなか子育て中にはそうは思えないものです。

このお母様は幼稚園での母親の勉強会やそこから生まれた母親同士の信頼関係から気づかせていただいたということです。
子供を預けてしまって、あとは親の自由な時間、延長保育は300円よということが許されない幼稚園であったことが母親同士の交流・信頼関係・共感を築ける基盤になったということです。

初めて参加された10ヶ月のお子さんのお母様

「母の時代は子育てが楽だったようです。地域もつながっていて。最近感じるのはベビーフードを買って与えているお母さんがとても多いこと。逆にとっても気負ってがんばって離乳食をつくっているお母さんも多いこと。総じて、とてもお母さんが疲れていることやとても真剣になりすぎてロンパースはいつまで着せてたほうがいいのか、上下に分かれた服は何ヶ月から着せてもよいのかとか悩んでしまっている方も見うけられます。」
「環境と子供」もしくは「地域と子供」というテーマはいづれ別に考えていきたいとおもいますが、昔は地域やご近所をとおして助けたり助けられたり、教えたり、教えられたりすることが日常の中にあって、自然に「親」が学べる素地あったのではないでしょうか。

公園デビューについても語られましたが、「子供にお友達がほしい」という気持ちの底に「わたしもおともだちがほしいのよ」という気持ちも含まれているのではないでしょうかという意見もありました。
しかしながら、マスコミの功罪で巧みに経済をすべりこませ、デビューにはこんなお洋服が好ましいとか、ここらあたりのおもちゃを用意しておけば安心というすりこみをされている。
「今の親たちの世代はブランド世代で人と同じが安心という価値基準をもっている。」というご指摘もありました。

では余計な部分をそぎおとした「人との関わり」(人間関係)はどうなっているのでしょうかという山下先生からのお話がありました。

「人はどこかで他人を自分より少し低いところに置いておきたいという心理があって、人の悪口を言う人は穴を掘ってそこへ他人を置いて優越感を持ちたいのだという話しを聞いたことがあります。特に女性は狭い生活圏の中で人のことに干渉し(上手な人間関係を築けずに)地域形成にもとても悪い影響を及ぼす傾向があるのではないでしょうか。」
男性についてもその傾向は会社生活の中で多々見うけられることではありますが、母親が気をつけていかなければならないことは日頃の行いや母親の価値基準を傍らにいる「子供」がしっかりみているということでしょう。
それは道徳という問題だけでなく、ヒトの発達において特に幼児期の後期ごろまでに「こどもは親の振る舞い方、考え方を自分のものとしてとりいれていく」いわゆる親と自分の同一視というシステムがみられるということです。
この同一視が子供の自主性の発達やセルフコントロール(自律)の要となっていることは今後こどもの自主性の発達やがまんというテーマで考えていきたいと思います。

次回は9月22日「自分の中の親(おや)密度−あなたは何パーセント?」

子供を産むと突然その瞬間から親になるわけですが、子供を持つと夫婦がどうかわっていくのか、子供を産み育てるということはどういうことなのか。
しばらくは生命を維持するために母子の濃い関係が必要になっていくわけですが、母性とはなんなのか。
子育てがつらいという声がよく聞かれる中で何がつらくしているのか、そもそも昔は楽だったのか、なぜ虐待が増えてきているのか。
実際子育てが心底楽しくてしょうがないやという方ばかりではありません。人をそだてているのですからいろいろあって当然です。
そんな自分の気持ちを正直に話して皆さんで共感して共有できたらと思います。

このテーマは3回シリーズで行う予定になっています。

以上

文責:深田貴美子

 

今年も昨年同様大変な暑さで秋の声をきく今となって疲れがでていることと思います。
始まる前は「長いなあ」と思った夏休みも過ぎてしまえば物足りなくも感じています。
さて、新学期も始まってまたいつもの生活に戻ったところで「さんか塾」の夏休みも終わり。
明日9月8日から皆さんで子育てのこと、生活のこと、幼稚園のこと、学校のこと、地域のこと、いろいろな角度でいろいろな考え方で話し合っていきたいと思います。

では、前回(7月14日)のご報告から

「夏休みを前にして」というテーマでお話をしました。参加者9名。

山下先生より夏休みの過ごし方を親が一方的にきめてしますことをせずに、家族皆でそろって考えてみることや実体験をとおして痛みや熱さを親と一緒に感じたりすることの大切さをお話いただきました。特に、長い休みなので親元をはなれて生活する体験も貴重であろうということで「育てる会」(電話0422-56-0151)が紹介されました。

また、大先輩のお母様からは子供の様子が1日中わかるこの休みのうちにその家なりの「しつけ」をしっかりする一方で、小さいお子さんについては親があまり手をかけすぎずに危なくない程度の自由な外遊びや少し大きいお子さんには複数でしかも異年齢で遊ぶことの大切さをお話いただきました。

一方、日光浴や外遊びに小さい子は特に気をつけなければならにことや光化学スモッグなどの影響など昔では心配の必要のないことがあることも話されました。

小学生のお子さんをもつ方からは、実際子供同士約束をとりつけることがとてもむずかしいというお話がありました。原因はお稽古事や塾などによるものでした。

子供の遊び場についてはおもいきって遊べる安全な公園が少ない。武蔵野市は児童館が1ヶ所しかないが杉並区は随所に児童館があり安心してあそばせておけるという意見もありました。

朝ラジオ体操があってその流れで遊ぶ約束ができたり親の目のとどくところに遊び場があって大きい子も小さい子も一緒になって遊べていた昔では考えられないかわいそうな現実があることがわかりました。

では、子供にとって「遊び」とはなんだろう、「遊び」がなにをそだてるのだろうということを発達心理の角度からも考えてみることも今後テーマにしてみたいと思います。

明日はこの話をふまえての「我が家の夏休み」がテーマです。みなさんどんな夏休みでしたか?

以上 深田貴美子

14日の成果についてはいますこしお時間を頂きたいと思います。
尚、9月以降の予定をお伝えしておきます。

9月8日(金)「我が家の夏休み」
14日の話を受けて夏休みの報告会といったところでしょう。

9月22日(金)「自分の中の親(おや)密度−あなたはなんパーセント?」
子育て中の過干渉または虐待などをとおして親自身を傍らにいる「子供」がしっかりみているということでしょう。
それは道徳という問題だけでなく、ヒトの発達におヲるという内容です。話の進め方については検討中です。

7月7日(金)さんか塾報告

テーマ「早期教育―賛成?反対?」

いわゆる早期教育が具体的に良いか、悪いかというよりも「親と子のかかわり方」という視点でお話がすすみました。
知識や勉強にあせるよりも子供自身が生活のなかで「不思議だな」と気がつくことにじっくりと付き合うゆとりを親が持つこと。早期というのであればまさに「しつけ」は早い時期にしっかりしておいてまちがいはないこと。親と子が縁を結ぶという不思議さを思う時、親が自分として精一杯してあげられることが大切で、失敗もあるけれどもその失敗も精一杯していることで帳消しになる。親子であるから許しあえるが、親子であることに甘えずに生活できること。そして、我が子をよく見て理解し、変化や心の動きをよくとらえる親であることが大切というお話ができました。
以上

平成12年7月14日
深田貴美子

本日(6月16日)の報告です。

今日は私が中心に話をさせていただきました。
食事のときの「いただきます!」は
生きとし生けるものの命を頂戴するという意味です。
食べ物は、生命あるものだということ。
命を頂くことで、私たちは生きているということを知って
命の尊さを考えられれば、というのが、私の狙ったところです。

今後の予定のテーマ変更

7月7日 「早期教育、賛成?反対?」
7月14日 「夏休み、体験学習を楽しもう!」

今日、きちんとご挨拶もせずに帰ってしまいましたが、
今後、お世話係としての参加はできなくなりました。

また、時間を作って顔を出させていただきますので、
そのときはよろしくお願い致します。

報告:河井晴美

「さんか塾」報告

「家の仕事、誰の仕事?−役割分担についてー」(6/2'2000)

 子どもに、社会参加の第一歩として
家族の一員であるという認識を持たせるために
家の仕事をさせることは、とても大切なことです。

 しかし現在、いろんな家事が合理化され、少なくなっていることに
加え、子ども自身忙しい上、精神的なストレスを抱え、疲れている状況の
中で、家の仕事をさせるのは、なかなか大変です。

 夫を含め、家族で協力して家事を行うには、どうしたらいいかという話題で
いろんな悩みや意見が出されました。

今後の予定

6月16日 「食育、どう考える?」
7月7日 「夏休み、体験学習を楽しもう!-1」
7月14日 「夏休み、体験学習を楽しもう!-2」
9月8日
9月22日

*7月は第1、2金曜日と2週続きます。
*8月は、夏休みです。
*9月は第2、4金曜日に変更となります。

報告:河井晴美

さんか塾報告

 本日(5月19日)は、山下先生の大学の後輩に当たる方が2名参加されました。また、斎藤さんの友人渡辺さんが加わり、本当に少しずつですが、動き始めたなとの実感あり!でした。

 子育て現役が、2名いらしたことで今回の「さんか塾」は、“現在の子育て事情を知る”というテーマとなりました。我慢のできない子、我慢のできない親について 子育ての悩みの解決方法について 親と学校との関わり方 などについて、話しました。

 最近の子育て世代のお母さんたちは、講演会によく出かけているようで、特に著名な方の講演会は、大人気だそうです。しかし、講師の話しを聞くだけで満足し、なかなかその後、実践に結びつかないことが多いということ、今、子供に欠けているといわれている他人とのコミュニケーション、実は、親にこそ欠けているものだということ、であるから、「さんか塾」は自分の言葉でコミュニケーションしていく場になるようにしていこうという話になりました。

今後の予定

6月2日  「家の仕事、誰の仕事?−役割分担についてー」
6月16日 「食育、どう考える?」

報告:河井晴美
開塾報告
さんか塾は21日ささやかに開塾しました。

↑第1回の講義は山下タミ塾長を中心に「子育て、教育などについて話し合った。
さくら銀行の村井副支店長さんも開塾の挨拶に駆けつけた。↑

開塾お祝いに駆けつけた宮崎雑大学長(左端)と参加者のみなさん。
当日の司会を担当した河井さん

準備会レポート(4/17発信)

吉祥寺村立雑学大学の姉妹校
「さんか塾」
が開講します。

「子育て」世代の参加を待ってます。
‘命を育む’こととは何かをテーマに、教育・環境・心・身体などを題材に、参加者全員で考える塾です。主に「子育て」世代のお母さんの参加を考え、平日の午前中に開講します。もちろん、お母さんでない方でも大歓迎!(本当はお父さんにも参加して欲しい)

聴講料・講師謝礼・会場費すべて、タダ!「吉祥寺村立雑学大学」と同じシステムです。

 開講日は、子育てをしながら、長い間教育の場に携わってきた山下タミ塾長が講師をする予定です。

 日時:4月21日(金)午前10:00〜12:00
    毎月第1、3金曜日(但し祝日は休講)午前10:00〜12:00

 会場:さくら銀行吉祥寺支店5F(パルコ側の入口のさらにパルコ側に「さんか塾」用の専用入口が、開講日のみオープンします。エレベーターで5階に上がれば、専用の「教室」が開講日のみさくら銀行から提供されています)

 講師・スタッフ募集中です。

本件のお問い合わせ先:河井までE-mailください。

      E-mail mangia@din.or.jp

報告:河井晴美

準備会レポート(3/6発信)

新大学スタート準備に向け「3人委員会」が発足しました。山下タミ先生、斉藤三代さん、そして私河井晴美の3人です。
今後、新大学が軌道に乗るまでは、この3人が中心となって諸々のことを決めていく方向です。
スタートは、今年4月中のいずれかの金曜日です。
3人委員会の第1回目の会合は、3月10日(金)山下先生のご自宅を予定しております。
大学のネーミング、講義の回数、内容について話し合います。

報告:河井晴美

準備会レポート(2/25)

女子雑学大学(仮称)を作ろうということで、現在まで3回の会合を持ちました。
開講にあたっての共通認識として“子育て世代”の方を主な対象とする「いのちを育む」ということを大きなテーマに心・身体、教育・環境などに関わることを学べる場を作る
もちろん、聴講は老若男女問わないが、最も外に出にくいであろう小さな子供を持ったお母さんが来やすいこと ということで、開講は、平日の午前中(金曜日の10:00〜12:00)と一応決定しました。
さて、問題はネーミングです。初日から現在まで、仮称の「女子」をどうとらえるかという意見交換が続いています。
私自身、「男」も「女」も同じ「人」であると考えている世代(私を含め)には「女子」という言葉はピンとこないし、むしろ時代錯誤に感じて、行ってみたいと思わないのでは?
“子育て世代”にアプローチするのには、もっと洗練されたネーミングがいいと思っていました。
ところが、その時代錯誤感が話題性となるポイントじゃないか性差という視点から「女」を考えてみるのもいいのではないか ということ&決定的なコレだ!!というネーミングが出ないことで「女子雑学大学」復活の兆しが見られ始めています。
できれば、新学期である4月よりスタートしたいと思います。そのための告知、講義内容・講師の決定などが必要です。と、考えると次回の集まりには、ネーミングを決めたいのです。
「女子雑学大学」がいいのか、他のコレだ!!があるのか ぜひ、ご意見をお聞かせください。

河井晴美

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